岩津天満宮

天皇陛下御即位奉祝記念奉納建立

三月堂さんがつどう

◉オリジナル燈籠解説
所在地:東大寺(奈良市)
時代:建長六年(1254年)

基礎は、自然石上に受座と単弁八葉の蓮弁を刻む古い形式です。低い基礎に対しては竿はやや長め、その上中下を引き締める具合に節が配されています。中台は側面のある新しい形式で、下端は単弁、上端は二段の段型です。六つの側面は、輪郭で二区にわけ、それぞれにみごとな形の格狭間(こうざま)を入れます。火袋を上区を横連子・中区竪連子と壁面、下区を中台側面と同様格狭間とします。蕨手のある笠は、大きさ・軒の反りや屋根の曲線や請花のある宝珠は実に美しい形です。